2013年1月23日水曜日

ゲームを売るために必要なのは認知と宣伝カプコンのパブリシティ業務を牽引する萩原良輔氏に,Ustream番

。僕らゲームメーカーは,そう思われたら終わりなんですよ。  ですから,アプリ系の雑誌でカプコンのタイトルを紹介してもらうときは,ソーシャルゲームと一緒に家庭用ゲームも紹介してくださいと,必ずお願いしているんです。 :  家庭用ゲームへの導線をさらに作ることが大事だと,メイプルストーリー RMT。 萩原氏:  もちろん,ソーシャルゲームは,今の時代の形だと思いますし,素晴らしいコンテンツでもあります。  たとえば,しばらく前までは,ゲーム人口が減っていると言われていましたが,今は言われていませんよね。これは,今遊ばれているものがソーシャル“ゲーム”という呼ばれ方をしていて,一般消費者はそれがゲームだと感じているからです。これを利用しない手はないですよね。  カプコンではソーシャルゲームにも取り組んでいますが,じっくり腰を据えて遊べる家庭用ゲームもあります。要は,ソーシャルゲームに勢いがあるうちに本来のゲーム人口を増やして,家庭用ゲームを立て直さないといけないと感じているんです。 上層部のバックアップを受けてスムーズにスタートした「カプ本」プロジェクト。あえて紙媒体を選んだ理由とは? :  「カプ本」の内容は,漫画とゲーム情報の2つが柱になっていますよね。この構成は,どういった経緯で決まっていったんですか? 萩原氏:  僕を含め,4人くらいのメンバーが中心になって「カプ本」のプロジェクトを進めているんですけど,まずはメンバーで集まって,そこでいろいろと意見を聞いたんです。  最終的に決めたのは僕ですが,ゲーム雑誌にも漫画雑誌にもしたくなかったので,ドラゴンクエスト10 RMT,「これでいい」という形を決めた理由は,言ってみれば,なにかしらの勘のようなものです(笑)。 :  萩原さんの考える,「カプ本」のコンセプトはどんなものなのでしょうか? 萩原氏:  「カプコンならではの本」ですね。  カプコンではさまざまなタイトルを展開していますが,そのタイトル全部に興味のある人は,それほど多くないと思います。なので極端な話,「モンスターハンター」なり「バイオハザード」なり「戦国BASARA」なり,見たいところだけまとめて見てもらえたらいいだろうと考えているんです。  ですから,たとえば「バイオハザード」なら「バイオハザード」のゲーム記事プラス漫画というように,基本的には折※ごとにコンテンツを分けて,一気に読めるようにしているんですよ。 ※印刷用語。商業誌では16/24ページを“1折”とすることが多い
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