2013年2月27日水曜日

[COMPUTEX]PowerColor,「HD 7970 X2」カードの実動デモを展示。フルスペックのHD 7970を1枚のカードに

 COMPUTEX TAIPEI 2012で,パーツ系メーカーは主に,TWTC Nangang(正式名称:Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall)という大型の展示場にブースを構えているのだが,その5階にプライベートブースを構えるTul(PowerColor)は,1枚のカードにフルスペックの「Radeon HD 7970」を2基搭載する「Devil 13 Radeon HD 7970 X2」(以下,HD 7970 X2)の動作デモ展示を行っていた。 HD 7970 X2 HD 7970 X2から実際にEyefinityで3画面出力されていた  「Devil 13」と書かれたロゴが入ったGPUクーラーは,3連ファンを搭載する3スロット仕様のもの。PCI Express補助電源コネクタは8ピン×,ドラクエ10 RMT;3なので,x16スロットからの給電も合わせると最大525Wを供給できることになる。 GPUクーラーは3スロット仕様と大がかりである。補助電源コネクタは8ピン×3だ 外部出力インタフェースはDual-Link DVI-I×2,Mini DisplayPort×2,HDMI×1。Mini DisplayPortの上に見えるのはオーバークロックボタンだ  HD 7970は仕様上,最大消費電力が260Wとされているため,単純な足し算をすると260W+260Wで520Wとなる。電源容量がかなりギリギリのように思えるが,Tulのプロダクトマーケティング担当副社長のBryan Chen(ブライアン?チェン)氏いわく「HD 7970の典型的な消費電力は220W程度だ。220W×2で,そのほかメモリチップやブリッジチップなどの消費電力を入れても,定格動作時の消費電力は450W前後に留まる」。  つまり,70W程度の余裕が生まれることになる,ドラゴンクエスト10 RMT。そこでTulはHD 7970 X2の外部出力インタフェース部にオーバークロックボタンを用意して,動作クロックと動作電圧の引き上げを行えるようにしたのだという。 GPUクーラーを取り外した状態のサンプルも展示されていた。HD 7970が2基とブリッジチップ,GPU 1基あたり容量3GBとなるグラフィックスメモリチップが整然と並んでいる印象だ GPUとブリッジチップをクローズアップしたところ
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